年金問題

世間では、年金問題がかまびすしいが データ入力のミスの話を聞いていてわが耳を疑った。
個人的には何度か大量データ入力という仕事をやったり、発注したりしたことがあるが、どちらにしても、正確なデータを入力するためには、最低でも同じデータを2重に入力して、それを比較するくらいのことはあたりまえなのに、それをやっていないようだ。
印刷データを元に、十分経験を積んだ人間が入力しても数%の間違いはあるのがあたりまえ。
それを手書きの書類を元に素人が入力したんだから、もっと間違いがあるに決まっている。
だいたい、原本と照合するなんて暢気なことを言っているけれど、マイクロフィルムや手書き書類と出力データを目視で比較するつもりだろうか?
全数それで比較するというのはとんでもない手間がかかる上に、ミスは無くならない。
いっそのこともう一度入れ直すのが一番だ。
間違いを無くしたいのであれば、もう2回入力するのが一番いいだろう。
元のデータと入力したふたつのデータをそれぞれ比較すると、3つとも異なるとか、ふたつだけ異なるというデータがたくさん出てくるはず。
それをそれぞれ原本に比較して確認すれば、ほぼ間違いは無くなると言ってもいいだろう。(ただ、億を越える件数のデータだから、それでも間違いは0にはならないと思うけど)
ただ、今に比べれば圧倒的にましなデータになるはずで、その上で各自に通知して確認してもらえばいいんじゃないだろうか。
だいたい始めからそれくらいやっておくのが当たり前だったはずなのに、それをやってないんだから信じられない。
さて、今からこれらの作業をやるのにかかる費用はいくらになるのか知らないけど、当然、税金や国民年金、厚生年金からは出さないよね。
当然、公務員共済年金から出してもらうのが当たり前。
足りなくなった分は現在および将来の支給額から引けばいい。
なんなら、既に支払った分についてはOBの年金の支払い分を返してもらったらいいんじゃない?
関係ない公務員の年金が減るのがいやなら、過去に社会保険庁に在職していた公務員がその期間に払った保険料を全部未納扱いにして、その分を回せばいいじゃない。
だいたい公務員はミスをしても国民の税金で穴埋めできると思っているからいけない。
普通の社会人は大きなミスをすると自分の収入に直接跳ね返ってくるんだよ。
そういう覚悟と責任感がないからこういうばかなことを平気でやるんだ。

カテゴリー: なんだかなぁ パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です