更正した不良って

前から思っているんだけど
テレビのバラエティ番組や、ドラマなどで
元不良で、大人になってから更正したという話が出てきたりする。
そういうのを見ていて、不良をしたことの無い私としては、今ひとつ納得できない物を感じている。
「俺も昔は悪だったんだ」みたいなセリフで、今はまともになっているみたいなことを言っているけど、
結局元々悪くなかった人たちのレベルからすれば、全然まともじゃないレベルなんだけど、それでももとが悪ければ悪いほど、あまり良くないレベルでも周りの人間は、良くなったと思って喜び、ちょっとくらい悪くても、前に比べれば、と納得しています。
つまり結果が悪くても、元々がもっと悪ければ許されるという事を表現しているだけに過ぎない。
これって子供がみてどう思うんだろう。
優等生から、普通の大人になった時は何も喜ばれないで、一つ間違うと、普通になってしまったことを嘆かれる。
10で神童15で天才20すぎればただの人
でも
15で不良、20で暴力団員、30過ぎて、とりあえず悪事はやめた
という場合
悪事を行わないだけでありがたがられる。
つまり、若い頃悪い事をしておいた方が将来、周囲からほめて貰える訳じゃない。
普通にならなくてもいい、普通以下でもほめて貰える。
でも今がんばったら、将来普通でも、嘆かれる。
だったら今悪いことしといたほうが得じゃないか。
って考えない?
マスコミもこういう事を考えて、結局不良だったやつはその過去の悪さを償ってあまりあるほどいい人になった場合を除いて、美談扱いするべきじゃないと思う。
たとえば、昔不良をしてたけど、改心して、その頃の悪事を償うために一生をボランティアに捧げた人とかなら、まだ納得できるけど
結局悪事を繰り返していた不良時代、迷惑を被った周囲の同級生などにとって見れば、謝りに来たとしても許せないわけで、そんな奴らを美談扱いされたらたまったもんじゃない。
だから、なんか、昔悪かったことを自慢げに話す大人は嫌いだ。

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